- 2009年9月23日 05:55
- ウィークエンド ライフハック

Photo by : __a_t_d__
街を歩いていると見かける石壁。 ざらっとした手触りで、少し緑がかった色合いはコンクリートの壁とは全く違う趣を醸し出します。
どことなく懐かしく、心が落ち着くこの石は大谷石。 宇都宮市北西部の大谷町付近一帯で採掘される石です。
フランク・ロイド・ライトが多様
アメリカ人の建築家、フランク・ロイド・ライドが多様した石材としても大谷石は有名です。 例えば、ライトの代表作の帝国ホテル(1923年竣工。1968年新本館建設のため解体)にも使用されていました。 現存する建築物として芦屋市のヨドコウ迎賓館にも大谷石を見ることができます。
大谷石の特徴
大谷石はざっらとした質感と、緑がかった色合いの他、以下のような特徴があります。 耐火性にすぐれている。
- 石の重量が軽い。
- 石質が柔らかいため、加工が容易である。
- 石質が柔らかいので加工が容易であるゆえに、その脆さも課題とされています。
従って、組積造よりはインテリア、エクステリアで注目されています。
ガス吸着性のある天然ゼオライト(沸石)
ゼオライト(zeolite)とは、結晶中に微細孔を持つアルミノ珪酸塩の総称。内部に水が含まれているため加熱すると沸騰しているように見えることからそう呼ばれています。
ゼオライトは微細孔内に水分子を吸着し、また放出することができるため、室内の壁材に大谷石を利用した場合、
- 室温を一定に保つ
- 湿気を吸収する
- エチレンガスを吸着するところから植物などの鮮度を保つ
などの効果があるとされてるので、部屋の空気にこだわる人からも注目されています。
大谷石は地球がまだ若く活発な火山活動をしていた新生代第三期に、火山灰や砂礫が海水中に沈殿してゆっくり時間をかけて凝結してできました。 ふと散歩している時に目にする大谷石。ざらっとした手触りで古代の歴史を感じるのもいいかも知れませんね。
