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賃貸住宅の敷金をかしこく取り戻す方法

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Photo by : alexiperplexy

もうすぐ春の引っ越しシーズンです。新生活に向けて、賃貸住宅から引っ越す方も多いことでしょう。

賃貸住宅から退去するときには、入居時に預けた敷金が返ってくるかどうかが気になるところ。今回は、賃貸住宅の敷金をかしこく取り戻す方法をまとめてみました。

入居者の「原状回復」義務とは?

多くの賃貸住宅には敷金があり、退去時には「原状回復」するための費用を差し引かれてしまいます。退去時に敷金が半分以上返ってこなかった、というケースも少なくありません。

しかし、国土交通省の「現状回復をめぐるトラブルとガイドライン(2004年改訂)」によると、「原状回復」は、

  • 常識を超える使用
  • 入居者の故意・過失、「善管注意義務」違反

による傷や汚れ、故障を復旧すること、と定義されています。つまり、通常の使用によるものは、入居者ではなくて家主が負担して復旧させるルールとなっているのです。

家主か入居者かどっちが負担?

退去時に家主か入居者かどっちが負担するかを具体的に見てみると以下の通りです。(東京都の「賃貸住宅トラブル防止ガイドライン」より)

  • 家主負担となるものの例
    • 破損や紛失がないカギの取り替え
    • 日光による壁紙や床の変色、エアコン設置でついた壁の穴
    • カーペットについた家具のあとやへこみ
    • 次の入居者のための浴槽や風呂釜の取り替え
  • 入居者負担となるものの例
    • 手入れをせずについたガスコンロや換気扇の油汚れ
    • 入居者の過失などが原因の設備の損傷
    • 程度がひどいたばこのヤニやよごれ、ペットがつけた柱の傷など
    • キャスター付きのイスなどによるフローリングの傷やへこみ

こうして見ると、タバコを吸わず、ペットを飼っていなければ、通常の生活での修復の費用負担はほとんど必要なさそうです。

入居時の契約に「クリーニング費用は入居者負担とする」といった特約が盛り込まれている場合は、この特約を盾に敷金を減額されるケースがありますが、そのような場合でも返還交渉の余地はあるそうです。

トラブルの場合の相談窓口

実際に敷金が返ってこなかった場合の、返還交渉の方法としては、

  • 内容証明郵便で「国や都のガイドラインで普通の生活でついた傷や汚れの修繕費用は家主負担とされているので、敷金を全額返してほしい」などと書いて送る
  • 以下のような窓口に相談
    • 法テラス(無料)
    • 消費生活センター、国民生活センター(無料)
    • 賃貸住宅管理協会

などがあります。これでも返ってこない場合は、弁護士を立てなくても少額訴訟などで争うこともできます。


賃貸住宅の契約は立場の弱い入居者側に不利に手続きがすすみがちです。ルールを知って、かしこく敷金を取り戻しましょう。

via 「SUNDAY NIKKEI くらし安心」 (2010-2-21)

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