- 2009年6月17日 05:55
- グルメ ライフハック

Photo by : niznoz
ニガヨモギ、アニス、ウイキョウ等を中心に複数のハーブ、スパイスが主成分の薬草系リキュール、アブサン。
一時は幻覚等の向精神作用があるとされていたため、製造・流通・販売が禁止された時期もありましたが、現在ではその製造、販売が解禁されています。
「禁断の酒」、アブサン。その魅力とは。
アブサンは、その独特の香りと味わいで多数の中毒者・犯罪者を出し、「禁断の酒」と呼ばれてきました。
1797年にスイスでアブサンの蒸留所が設立されて以来、特に19世紀フランスの芸術家たちの間で"インスピレーションの妖精"として愛飲されてきました。 さらに、芸術家を真似てアブサンを飲む人が増加し、事故や犯罪が多発。 ニガヨモギの香味成分であるツヨンに幻覚等の向精神作用があると考えられたため、製造・流通・販売は20世紀初頭に禁止となりました。
しかし、その後の研究でアブサンの向精神作用は否定されたため、その規制は緩和され、発祥地のスイスでも2005年3月に製造が解禁となりました。
アブサンはもともと緑色のリキュールですが、水を加えると白濁する性質があることから、水割にすることで薬草の繊細な風味と白濁の様子を楽しむことができます。 そこでアブサンを注いだグラスに角砂糖をのせたスプーンを置き、ゆっくりと水を滴らせて砂糖を溶かしながら白濁させたアブサンを飲む方法が好まれます。
一方、文豪ヘミングウェイはアブサンを使い"午後の死(death in the afternoon)"という名のカクテルを考案しました。 作り方はアブサンをシャンパンで割るというシンプルなものですが、風味は複雑で刺激的。 アブサンとシャンパンを愛したヘミングウェイらしい飲み方でもあります。
現在では、都内のバーでもアブサンを置いている店は沢山あります。芸術家になった気分で、アブサンを楽しみ、インスピレーションを高めてみてはいかがでしょうか。
